GW東京散歩①:「仲良きことは」の実篤公園(調布市)

今年のGWは特に旅にも出ず、自宅のある東京都内あちこちを散策していました
しかし近場といえど、なかなか内容の濃い散策でした
今日はその散策話の第一弾

ずっと行きたかったんです
東京都調布市 「武者小路実篤公園・旧実篤邸・記念館」 
★公園内にある、武者小路実篤先生の像↓
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まず、武者小路実篤 先生、ご存じない方もいるのでは
てなわけで、ご紹介
明治~昭和にかけて活躍した、白樺派の小説家・詩人・画家 (他) 
文化勲章も受賞されています
有名な小説→ 「友情」 「真理先生」
有名な絵→ かぼちゃ、馬鈴薯
有名な詩→ 「君は君 我は我なり されど仲良き」 「仲良きことは美しき哉」 ファンが多い詩は(タイトル)「進め進め」
これで、なんとなく思い浮かんだ方がいらっしゃればよいのですが。。。
★ご参考までに…絵と書↓(文庫の表紙)
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ちなみに、私はこの武者小路実篤先生の…20年以上変わらぬ大ファンです

(以下、親しみを込めてムシャ先生と呼びます)


今回訪れた実篤公園は、ムシャ先生が晩年(約20年間)過ごされたご自宅(=旧実篤邸)のお庭です

自然たっぷりのお庭の広さ、実に1500坪

★ちなみに公園と旧邸は入場無料↓公園入口
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様々な樹やお花など植物で溢れていて四季折々の景色が楽しめるこの公園には、池が2つあります
★そのうちの一つ「下の池」
(写真には写っていませんが)この池には小さな島があり、ムシャ先生は「孫ケ島」と呼んでいたとのこと
小さな和船を浮かべて竿で底をつきながら、お孫さんと渡って遊んでいたそうな…気難しい表情の写真や肖像画が印象的なムシャ先生ですが、お茶目なところがあったようです
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★池には鯉がいます…ムシャ先生はお客様が来ると、よく一緒にエサをあげていたそうです
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あ、そうそう、ヒカリモという、天然記念物の珍しい藻が見られます
水のきれいな場所にしか生息しない藻です
★以前TVで見た時は極端に藻が少なかったので、大したことはないだろうと思っていたら…この日は驚くほど光ってました
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公園はご近所の方がお子様連れで散歩していたりもしました…和やかな光景でした~

さてさて旧実篤邸
★お庭側から室内を覗くことが可能です
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この日は公開日だったので、内側から見ることができました(写真撮影はNG)
ちなみに、公開日は公式HPで知ることができます

和室には狛犬の玩具や人形や土器などが所狭しと置いてあり、畳には絵の具や墨の跡がありました
そして、窓際の小机には、原稿用紙と丸いメガネと懐中時計
興味のあるモノを周りに集めているため雑然としているようですが、実は機能的な配置
(こういったところ、ちょっと藤子・F・不二雄先生のお仕事場と似たような感じを受けました)
ついさきほどまでこの場で創作活動をしていたような雰囲気に、ムシャ先生の姿を見た気持ちになりました
時間が止まり、自分の呼吸まで一瞬止まったようなドキドキ感がありました。。。感激です

そして、記念館へ(ここだけ有料 200円)
★記念館入口
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ムシャ先生の原稿や絵が見られます
この日は、教科書にも出てくる日本の画家・岸田劉生先生が描いた「ムシャ先生の肖像画」のホンモノを見ることができました
★フライヤーから↓この絵です
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あとは、ムシャ先生が90歳で亡くなった時の新聞記事のタイトルが、私には興味深すぎ
⇒「大往生 真理先生」「サヨナラ 真理先生」など
’真理(しんり)先生’とは、ムシャ先生の晩年の代表小説ですが、やはり当時でも人気だったんだなぁと実感

★お土産に手ぬぐいを買ってきました~(ムシャ先生の絵が散らばっています)
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★これもお土産、絵柄が可愛くて買ってきてしまった…榮太ろう本舗のくろあめ
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「黙々」という言葉に、ムシャ先生の創作へのひたむきさを感じます…が、実は動物好きemiの完全なジャケ買いです


最後に。。。
ネットで「武者小路実篤」と検索すると、面白いほど賛否両論の意見が出てきます
賛否両論、ムシャ先生がご存命だった頃も同じだったようです
表面的に捉えられてしまい、お気楽だとか、理想論だとか言われて片付けられることも多いようです

でも!
とことんまで悩み、迷い、もがいても、全てを受け入れて、必ず最後には明るい方向にもっていく姿勢!
彼の’本質’’本物’を追求し、努力と行動で突き進む力強さ!
自分と同じように他の人のことを大事にする信念!
わかりやすい明快な文章で、頭じゃなく心に向かってどストレートに呼びかけてきます
そこに今も昔もたまらない魅力を感じる人が多いのは事実です


今年はムシャ先生の生誕130周年

これを機にムシャ先生の作品を読むなら、とっかかりやすい詩集がおススメです。。。
なかでも、特別ムシャ先生ファンでなくても(タイトル)「進め進め」には、元気と勇気をもらう人が多いようですよん (検索すると結構出てきます)
もちろん、マニアである私も大好きです!!



◆武者小路実篤記念館◆
公式HP → http://www.mushakoji.org/
最寄り駅→京王線 仙川駅・つつじヶ丘駅 どちらからも徒歩10分ちょいです
公園散歩も含めて所用時間は1時間半くらいでした


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この記事へのコメント

2015年05月10日 13:30
お恥ずかしながら、実篤作品とは無縁でした。
知っていたのは「仲良きことは美しき哉」の言葉のみ。
今まで、映画を通じて文学に触れてきたので、氏の作品がほとんど映画化されなかったのが原因でしょう。

emiさんの記事を機会に作品に目を通したくなってきました。
まずは詩集ですね。了解!
2015年05月11日 17:02
武者小路実篤のことは明治~昭和の作家、と言うくらいの知識しかなくて作品も読んでいないです。志賀直哉の作品はいくつか読みましたが、武者小路という苗字から勝手に小難しい文体を想像していて(笑)
素敵なお家やお部屋から人柄が忍ばれますね。
2015年05月12日 01:25
くっきぱぱさんへ

コメント、ありがとうございます。「仲良きことは」はご存知でしたか~うれしいです♪
ムシャ先生作品は、小説のあらすじや展開の面白さよりも「言葉や文章」に力があるのが特徴なので、映画にはしづらいかもなぁなんて思いました
詩集はとにかく読みやすいです。
はまるかどうかはわかりませんが…短いものも多いので、お気軽に♪ぜひ一度♪
2015年05月12日 01:32
うずらさんへ

反応いただき、ありがとうございます
まあ!志賀先生の名前が出てくるとは、なんだかうれしい。
ムシャ先生の生涯を通じた親友だったそうですよ。
切磋琢磨してきた仲間だったんでしょうね~。
お庭には自然があふれていて驚きました!
和船を浮かべて遊ぶなんて…小さな男の子の冒険遊びみたいですよね。。。でも、なんだか羨ましいなぁと思いました。
2015年05月31日 20:48
ムシャ先生ですか・・・。
emiさんの語りを見ていると
「私も読んでみようかな」という気分になりました。
なんか素朴で、そして大切なことを
思い出させてくれるような気がします。
そして「てぬぐい」「あめ」のお土産買いが
これまた素朴で親近感感じました
2015年06月05日 02:14
ROKOさんへ

(お返事コメントがちょっと遅くなってしまって、すみません。。。)
嬉しいコメントをありがとうございます。
ムシャ先生、「素朴で、大切なことを思い出させてくれる」…まさにそうなんです 
ただ、文学性の高さを求めるとちょっと物足りないかもしれないので、良かったら、気軽に詩集でも読んでみてください♪
くろあめ、主人が「おじいちゃんが、むかしよくくれたなぁ」と言いながら舐めています…素朴な土産ですよね

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